歯科クリニックで根管治療に要する期間

虫歯の症状が進行してしまって、歯髄もしくはその周辺まで虫歯菌が達している場合には、歯科クリニックで根管治療を実施する必要のあるケースも出てきます。ところで歯科クリニックで根管治療を行った場合、どの程度の治療期間を必要とするのでしょうか？根管治療にかかる期間に関しては、人によってそれぞれ異なるとしか言いようはありません。というのも根管の形状は、個人差があります。もし比較的まっすぐでシンプルな構造をしている根管の持ち主の方であれば、比較的短期間で簡単に治療できる人もいます。

一方で根管がかなり複雑な構造をしている人もいます。枝分かれの激しい形状をしている人や中にはくもの巣のような網目状の根管の持ち主の人もいます。このような形状の根幹を持っている人の場合、かなり治療に手間取る可能性があります。ですから治療期間は、人によってかなりの差が出てきます。

簡単な人であれば、1～2週間程度歯科クリニックに通ってもらえれば、治療は終了します。しかし上で紹介したような、かなり複雑な形状をしている患者だと少しずつしか歯科治療は進められません。このため、かかる人は2～3か月単位で歯科クリニックに通わないといけないケースも出てきます。

根管治療中に痛みを感じることもあり得ます。残っていた歯髄に器具がふれたとか、周辺の組織に走っている神経に触れたときに痛みを感じます。このような場合には歯医者に相談すると、痛み止めの麻酔を注射して治療を行ってくれます。