小児歯科のMFT

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小児歯科といって、子どもの歯の健康を守るための診療科があります。小児歯科では、子どもの歯を正常に戻すための指導をいろいろと行っています。その中の一つに、口の周囲のバランスを整えるMFTというトレーニング法があります。口の周辺はさまざまな筋肉によって、取り囲まれています。もしこの筋肉バランスが偏ってしまうと、咀嚼や嚥下、発音、歯並びなどが崩れやすくなります。その結果、顔全体のバランスにも悪影響をもたらす恐れがあります。


MFTは、口の周囲にある筋肉を全体的にトレーニングできる方法です。バランスのとれた口周りを作り出します。一般的には子供に対して行われるプログラムなのですが、高齢者までどのような年代の方でもトレーニングはできます。主に、筋肉のバランスを整え、咀嚼や嚥下の練習をし、舌や唇が正しい位置でキープできるようなプログラムが行われます。その他にも歯科クリニックによっては、発音や呼吸、姿勢などの矯正指導を実施することもあります。

MFTをすることで、歯周病を予防できます。その他にも口呼吸の習慣をなくせますので、口の中が乾いてしまうドライマウスに将来かからないようにもできます。口のバランスが改善することで、滑舌がよくなって話しやすくなります。入れ歯を装着している人がMFTを行うと、口の周辺の筋力が整うので入れ歯が安定しやすくなって、入れ歯の使い勝手がよくなります。MFTを行うことで、生活の質を向上できる可能性があるわけです。